やはり執事といえば、燕尾服のイメージがございます。もう名作とお呼びしても差し支えない「黒執事」、
「謎解きはディナーのあとで」、「メイちゃんの執事」、おそらく「アルプスの少女ハイジ」が原点です。
お嬢様、旦那様もご存知、多くの作品で「執事」さんが燕尾服を着用なさいます。私たち使用人の憧れです。
▼配送係の清洲(きよす)が、あす夜に締め切る「お申し付けの品」を整頓。プレッツェルにも追加分を。
▼給仕係の菊井(きくい)が「お屋敷の動向」を報告。介添係の矢田(やだ)は、来週までお休みします。
▼燻製係の関ヶ原(せきがはら)が、気を利かせて「粗挽きソーセージ」に「チョリソー」を。猛反省中。
▼調達係の守山(もりやま)が「130年前のバカラのグラス」を調達。これでパフェをしたいと申します。
▼「名古屋の本宅」の無線LANを快適にします。木造ながら2階で減衰する現状に「メッシュ」を導入。
しかし私たち執事の館・実行委員会で、これまで1度も、お仕えいたします給仕係、家事係が、燕尾服を
着用した実績はございません。それは、お嬢様、旦那様にお許しをいただき、今の制服を仕立てて下さった
職人さんから教わったことが大きいのです。「海外に、使用人さんが燕尾服を着る文化はございません。」
では私たち使用人が着用すべき、もっとも丁寧な装いとは何かというと「タキシード」に「蝶ネクタイ」、
これが1番であり......
まことに申し訳ございません…。
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「お申し付けの品」の背景
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「お申し付けの品」の一覧
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