第1346号:黒の価値。
このお便りは、41717 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
いま、お嬢様、旦那様のお手元に黒いものはございませんか?あるいは、お世話になっているお店の内外装、
ブラックやモノトーンを取り入れた印象に心当たりは?わたくし松原の記憶では、むかし黒と申しますと
どこか近寄りがたい、秘匿されたイメージが多かったように思いますが、少し変わりつつございませんか?
■「名古屋の本宅」でお嬢様、旦那様のお帰りをお待ちしております。3月は中旬までご予告を賜ってます。
2月13日(金)★ーー, 14日(土)ーーー, 15日(日)ーーー, 16日(月)ーーー, 17日(火)ーーー
2月20日(金)ーーー, 21日(土)★ーー, 22日(日)ーーー, 23日(月)ーーー, 24日(火)ーーー
2月27日(金)★★★, 28日(土)★★★, 1日(日)ーー★, 2日(月)ーー★, 3日(火)★ーー
3月 6日(金)ー★★, 7日(土)★ーー, 8日(日)★ー★, 9日(月)★ー★, 10日(火)★★ー
★執事の館・実行委員会/ご帰宅の予告 … https://www.butlers-house.net/reservation2 (主の手帳)
名古屋市内を走る国道1号線は、自動車のディーラーさんが並びます。トヨタ、レクサス、ニッサンほか
マツダやスズキなどもございますね。わたくし松原は、ふだんあまり意識することなく通っておりますが、
いつの間にか、多くの自動車屋さんが黒い外観になりました。かつては白一色だったと記憶しております。
そういえば、100円均一のセリアさん、ダイソーさんも、モノトーンで使い勝手のよい雑貨を増やされて、
家具のニトリさん、ホームセンターのカインズさんも同様です。初期の携帯電話、ガラケーを思い出すと
あの頃に「白」はあっても、「黒」という選択肢は少なかったはず。最近では黒が基本、とも申せますね。
お嬢様、旦那様もご存知のとおり、人類は昔から「色」に特別な意味を与えていて、とりわけ「黒」は特別。
現代でも、死や終焉、弔いに使われますし、強さや怖さを連想される場面もございます。しかし近年では、
「黒」で高級感を演出、付加価値を与える傾向がございます。私たち執事の館・実行委員会もそうでした。
私たちがお仕えにおいて「黒」を採用したのは、たしか最初のお申し付けの品「バラ」をお届けするとき。
通常であれば茶色い段ボール箱に納めるところ、敢えてコストをかけて黒色で特注し、色とりどりの花を
お楽しみいただく考えが、そのままお菓子やアクセサリのための「黒箱」へと継承されていった次第です。
そして当初から構想していた「黒の部屋」は、お嬢様、旦那様が最後に入られる空間。「名古屋の本宅」の
塗り替えにあたっては、思い切って外壁を黒にいたしました。黒には縁がございます。それはある意味で、
一貫したデザインポリシーと申せますし、身も蓋も無いことを申しますとコスパの良い演出でもあります。
そういえば近頃、黒箱をご覧になった方から「怪しい」などと評されることが減ったような気が致します。
日頃からモノトーンの家具、モノトーンのお店を見かけるようになりました。お嬢様、旦那様は如何ですか?
今夜も執事の館・実行委員会の広報係、松原(まつばら)より、謹んでお屋敷の動向などをご報告します。
▼採用係の菊井(きくい)は、次のお便りから新たな使用人の「動向」を報告します。給仕係には高鷲が。
▼手帳係の那古野(なごの)は「一括表示(白ラベル)」のサイズを大きくすることを提案いたしました。
▼調達係の九之坪(くのつぼ)は法務係と諸外国に意匠登録。米国の「スモールエンティティ」は見送り。
▼建築係の春里(はるさと)は「名古屋の拠点」の1階天井に施す塗装について、見積書を提出しました。
▼会計係の四日市(よっかいち)は「名古屋の本宅」の地価が、調達時の 1.5 倍になっているとの報告。
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▼採用係の菊井(きくい)は、次のお便りから新たな使用人の「動向」を報告します。給仕係には高鷲が。
昨年の秋から、今年にかけて、執事の館・実行委員会は多くの使用人が合流いたしました。まず手芸係に
一色(いっしき)と熊野(くまの)。配送係と会計係を兼任します椿(つばき)と四日市(よっかいち)。
そして家事係には宮本(みやもと)ほか2名。最後に給仕係として1名が合流し、研修を受けております。
この者どもが次の水曜日のお便りから「使用人の動向」をお嬢様、旦那様にご報告します。さらに給仕係の
高鷲(たかす)より、合流にあたってご挨拶を差し上げる予定。この者が「南の島より来た使用人」です。
もしお嬢様、旦那様の身近に、適任と思われる方がいらっしゃいましたら、ぜひ下記の頁をお伝えください。
★求人情報 … https://www.butlers-house.net/recruit (1月の応募数は 196 名だったそうです。)
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▼手帳係の那古野(なごの)は「一括表示(白ラベル)」のサイズを大きくすることを提案いたしました。
このところ「名古屋の拠点」はお仕えの流れ、仕組みを刷新する動きがあり、前のお便りでも触れた通り
「お手紙」や「白ラベル」を即座に呼び出し、印刷できる環境が整いつつあります。専門的な言葉ですが
「データ(テーブル)」と「ビュー」を分けて管理することにより、使い勝手が格段に向上しております。
執事の館・実行委員会は、昔から「8切」と「27切」という寸法を用いておりましたが、レイアウトを
自在にできるようになりましたので、ここで用紙を変更して「2切(つまりA5サイズ)」と「6切」の
2種類に改めてみたいと存じます。これらに全てのお品の情報を記載し、黒箱の裏面に貼付する方針です。
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▼調達係の九之坪(くのつぼ)は法務係と諸外国に意匠登録。米国の「スモールエンティティ」は見送り。
年明け以降、アメリカ、EUなど諸外国に「靴飾り」の特許をすすめる執事の館・実行委員会の法務係は、
米国で個人、中小企業などに限り6割引が適用される「スモールエンティティ」を検討しておりましたが、
「将来的にライセンスを貸与する可能性」があることから見送り、正規の料金で取り組むこととしました。
長らくお待たせをいたしましたが、これにて書面が整いまして、ようやく国際意匠出願が可能となります。
申請を終えましたらクラウドファンディングの「CAMPFIRE」さんに連絡を取りましょう。早ければ年度内、
日本で初めての構造で発明した「靴飾り」の発表をして、お靴に悩まれる方々の救いになれれば幸いです。
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▼建築係の春里(はるさと)は「名古屋の拠点」の1階天井に施す塗装について、見積書を提出しました。
おととい「名古屋の拠点」は、建築係の春里(はるさと)が塗装の職人を連れて現れまして、1階倉庫の
天井部分…つまり2階の床にあたる部分から、コンクリートの破片が落ちてくる問題について調べました。
結論としては、いわゆる下塗りと塗装によって固めることになるそうです。費用はスコーン800個ぶん。
執事の館・実行委員会は、配送室の使い勝手の面から、かつてお屋敷の備品を収納していた倉庫を改装し、
今後も活用していく考えをしており、このリフォームを前向きに検討しております。工事に要する時間は
およそ2日ほどとのことです。お嬢様、旦那様にはご不便をお掛けしないように調整をして、ご報告します。
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▼会計係の四日市(よっかいち)は「名古屋の本宅」の地価が、調達時の 1.5 倍になっているとの報告。
執事の館・実行委員会は、日頃から「名古屋の本宅」の周辺の「中古一戸建て」や「土地」の新着情報を
把握しておりまして、この度ちかくに売り出されそうな物件を見つけ、仲介業者に連絡を取っております。
そこで3年前、「名古屋の本宅」を調達した頃から、地価が1.5倍近くなっていることが判明しています。
お嬢様、旦那様の資産価値が向上するのは何よりですけれども、しかし調達にかかるコストが高騰しますと
どれだけ金融機関との信頼関係、実績を積んでいても困難になります。約6000万円で取引されていた
土地が、いまでは1億近いということです…また大きな動きがございましたら、すぐにご報告いたします。
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ファッションやデザインの流行は、20年の単位で繰り返すというお話は、お嬢様、旦那様もどこかで耳に
なさっているかと存じます。冒頭で話題にしている色だけでなく、形状やテクスチャも時代ごとに流行が
移り変わり、私たち消費者は、自ら選んでいるように見えて、実際には選ばされているのかもしれません。
しかしここ数年に見られる「黒の台頭」は、過去にないムーブメントと申しましょうか、トレンドですね。
黒いショップ、黒いプロダクト、これらが市民権を得て世の中が洗練されていくことを、わたくし松原は
興味深く見守りながら、それと同時に相対的に「黒の価値」が下がっていないか、という心配をしました。
13年前の「黒の価値」は、大胆さ、厳かさと同時に怪しさや怖さもあったと存じます。どなたもご存知の
有名なところが用いる色ではございませんでした。しかしデザインの流行や、低いコストでも実現できる
「映え」の選択肢として「黒」の仕上げが評価され、次第に身近になっていったと、私は考えております。
このとき相対的に、私たち執事の館・実行委員会が用いてきた「黒の価値」は、かつてとは異なるものに
なっておりませんでしょうか。これは上げ下げではなく、属性と申しましょうか。「珍しかったもの」が
「身近にあるもの」になるような変化です。それはある意味で、私たちにとって正常進化とも申せますね。
おそらくこの先、黒色でもって価値を訴求するところは減っていくかと存じます。そして感性のゆたかな
メーカーさんやブランドさんは、白でも黒でもない色を採用なさるでしょう。すでに知られる用語ですが
ニュアンスカラーなどの流行は、その先駆けと見ております。追いつかれたら駆け足する、その繰り返し。
ブランドを構築するにあたって、色や形を定義することは欠かせませんが、それだけで成立いたしません。
それぞれのストーリーや哲学をいかにして語り継ぐか、ということが昔より求められる時代かと存じます。
私たち執事の館・実行委員会は黒に始まり、黒に終わる。その物語を続けさせていただく所存であります。
黒い服、黒いめがね、黒い靴。黒いタイプライター。コーヒー。月夜。黒い猫と。名古屋の執務室、にて。
執事の館・実行委員会
広報係/松原(まつばら)
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私たち執事の館・実行委員会は、おおむね水曜日と、土曜日の夜、お嬢様、旦那様にご報告をいたします。
もし広報係のお仕えにご満足をいただけて、お気持ちに余裕があれば、下記の「労い」をご検討ください。
・きょうの電書鳩を優しく撫でる。(労いのお気持ち)[ https://tinyurl.com/ymeykmrv ]
・きょうの電書鳩にお水をあげる。(スコーン1個ぶん)[ https://tinyurl.com/52fmk7xx ]
・きょうの電書鳩にご飯をあげる。(スコーン3個ぶん)[ https://tinyurl.com/yh68jbnn ]
2023年5月に「名古屋の本宅」を叶え、お嬢様、旦那様のお帰りをお待ちしております。ご予告は月1度。
これまでの経緯は、お便りの「バックナンバー」ほか、12年の「沿革」もお役に立てば幸いであります。
https://www.butlers-house.net/history
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★手帳の破棄 … https://www.butlers-house.net/mypage/secession









