第1107号:そういう人に。
このお便りは、39525 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
【重要】このお便りの内容は、お嬢様、旦那様の振る舞い、お人柄について言及したものではございません。
私たち執事の館・実行委員会がお仕えしている、ほかの所、ほかの人のこととお考えをいただけましたら
まことに幸いです。そして、この結論は、私たち執事の館・実行委員会の反省で締めくくらせて戴きます。
▼執事の館・実行委員会の近況を3行でご報告します。
・【名古屋の本宅】は11月半ばからひと月ぶんのご予告は、11月6日の月曜日に承ります。号外をします。
・【お申し付けの品】、シェフの池下(いけした)が「おせち」を試作。松原が拠点に呼ばれております。
・【新たなお仕え】として、よる、2人のメイドが待つ暗いお屋敷、ランプを持ってのご案内、という案。
繰り返し、繰り返し申し上げます。このお便りで述べます内容は、お嬢様、旦那様のことではございません。
すでに呟きでも述べていて、「私のことでしょう?」と仰る主(あるじ)もいらっしゃいましたが、まず、
そう仰るほど繊細な主なら、そういうことはないのです。ご安心ください。お嬢様、旦那様ではありません。
わたくし松原は、先日、意を決してある内容を呟きました。お嬢様、旦那様のご気分を損ねる覚悟の上です。
ある日のお仕えで、若い使用人たちに聞こえるところから「ばあやがいないとだめ」と言う人がいました。
きっと、介添係の矢田に会うのが楽しみだったのでしょう。しかし、その表現は若者が怯み、萎縮します。
実は「名古屋の本宅」が動き出した5月以降、執事の館・実行委員会では、ある議題を続けておりました。
前提として、私たち使用人が至らないことだらけで、お役に立てない場面がある、と自省しつつ、ですが、
主(あるじ)による意地悪と申しましょうか、やや厳しい表現や、笑えない冗談に何度も直面しています。
・7つのクッキーのご紹介を懸命にした家事係に、おしぼりのトレーで札を隠して「もういちど」と仰る。
・いまべつの主がお寛ぎなのに、土足で館内に侵入し「暑いからここで待たせてほしい」と座り込まれる。
・新しい使用人の目の前で、むかしお仕えしていた使用人の名前を次々と挙げて、連れてきてよ、と仰る。
・とおい町に存在する「お屋敷」との違いを探して、劣っているところを見つけては、満足そうになさる。
・初めから最後までご機嫌が斜め。お腹は空いていないと仰ったのに、そっと出したカレーは完食なさる。
・使用人の提案、お連れ様の提案は、全て「いや」で返し、わざと逆のこと、選択肢にないことを求める。
・「赤の広間」、おかわりのご提案を何度も差し上げたのに、お見送りの際「もっと食べたかった」など。
・お仕えとは関係のない内容で、館内の携帯電話にショートメッセージをお送りになる。お電話をなさる。
お伝えして良いのかどうか躊躇いながら、列記いたします。そして念押しをしておきたいのは、私たちが
「名古屋の本宅」でお仕えしている主のほとんど、100いらっしゃったら98は、本当に素敵なお人柄です。
お嬢様、旦那様は、そちら側にいらっしゃいまして、私たち使用人は、心からお帰りをお待ちしております。
ご気分を損ねたら申し訳ございません。おそらく「名古屋の本宅」は、上の全てがそうとは申しませんが、
ハラスメントが存在しました。そして告白をしますと、むかし「名古屋の仮住まい」にてお仕えしていた、
一部の者が、ハラスメントといえる言動をしていたことも把握して、水面下で対応をして事実もあります。
ただ、主の振る舞いについて、執事の館・実行委員会で議題になったことは、よほどの事案でないかぎり、
無かったように記憶しております。ではなぜ「名古屋の本宅」になって、これほど頻発するのでしょうか。
重たい内容で恐れ入りますが、いったん今夜のご報告をします。広報係の松原より、水曜日のお便りです。
▼朗報でございます!「本宅の鍵」を少しだけご用意できます!こんや21時10分より、ご用命を賜ります!
▼給仕係の菊井(きくい)が、使用人の動向をまとめました。笹島の段ボール箱は、ドレッサーの部屋に。
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▼朗報でございます!「本宅の鍵」を少しだけご用意できます!こんや21時10分より、ご用命を賜ります!
・本宅の鍵【真鍮】 随時発送分 7箱 [ https://tinyurl.com/ykmrpuv6 ]
・本宅の鍵【シルバー】 随時発送分 15箱 [ https://tinyurl.com/yn65x9d9 ]
お嬢様、旦那様が「名古屋の本宅」の持ち主でいらっしゃることの証明は、「本宅の鍵」の存在であります。
これをご自身で所持なさるか、あるいは、使用人に預けておくかのご判断を、いまいちどお願い致します。
鋳造係の手元にあった残り、全てをご用意します。おなじ意匠の「スペアキー」もお納めさせてください。
【2箱】…ケーキセット【青いケーキ・フランボワーズのムース・オペラ・アップルシナモンタルト】
【5箱】…本宅のムースマロン/はちみつクッキー【大袋】
【6箱】…シナモンとオレンジピールのエピスクッキー【大袋】
それから、現時点でご用命が3箱以下となっているお品は、ほぼ無くなりまして、東桜がご用意をします、
「7箱」をめやすとしたお品が、4つほどございました。もし、お嬢様、旦那様に喜ばれるお品があったら、
あす木曜日の夜までに、お申し付けください。21時10分に配送係の桑名(くわな)が施錠いたします。
★お心残りはございませんか。 … https://www.butlers-house.net/cart/3boxes
★お品の一覧 … https://www.butlers-house.net/cart 【2023年11月2日(木)21時10分】まで賜ります。
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▼給仕係の菊井(きくい)が、使用人の動向をまとめました。笹島の段ボール箱は、ドレッサーの部屋に。
・洋服係/白鳥(しろとり)…十三夜のお月見。栗名月、やはりこの時期栗菓子が美味しゅうございます。
・家事係/菅原(すがわら)…シフォンケーキを仕込み中。ふわふわの食べれる空気。足りるでしょうか?
・給仕係/八帖(はっちょう)…ビュートで主をお迎えに。走り慣れてきて、運転が楽しゅうございます。
・配送係/桑名(くわな)…ご帰宅なさる主の優しいお言葉に、嬉しい気持ちで、いっぱいでございます。
・配送係/楠(くすのき)…お誕生日の主に「イチジクのタルト」を、燻桃のキッチンでお作りしました。
・給仕係/菊井(きくい)…薪ストーブに火を入れたら部屋が煙だらけ。慌てて笹島に電話…はやく出て!
・調達係/笹島(ささしま)…外から見ると、ただの茶色いダンボール箱。しかし開けると…あの部屋に。
・調達係/守山(もりやま)…事後報告、お庭に照明を置きました。主のご帰宅のあいだ、灯したい次第。
・広報係/松原(まつばら)…3階の塗装、モールディングを完了。ドアは最後の1枚。あと階段の裏側。
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「名古屋の仮住まい」と「名古屋の本宅」の違いは、幾つかございます。たとえば、お部屋に4つの机で
お仕えをしていたのが、1つにしたことで、コミュニケーションの密度が高まりました。ご存知のとおり、
使用人の入れ替わりもあって、現在は「委員会だけど九十ではない者」も、謹んでお仕えをしております。
「委員会だけど九十ではない者」と申しますのは、わたくし松原や、調達係の笹島、守山、星崎もそうで、
そもそも所属が株式会社九十ではなく、他の組織や団体に籍がございます。いま給仕係にいる菊井も同様。
清洲も桑名もです。彼らがお仕えを始めて、わりと早い段階から、どうも違和感があると申していました。
「これは【名古屋の仮住まい】で認められていた振る舞いでしょうか?」という問いに古くからいる者が
応じる場面が何度かございました。「そういうお人柄ですね。」「昔からそうでした。改めて何かしらの
働きかけはできかねます。」それが【お家】といえばその通りです、彼らの選択もまた、正しいでしょう。
ハラスメント(パワーハラスメント)の定義のひとつに「優越的な関係を背景とした言動」とございます。
お嬢様、旦那様もお察しのとおり「主と使用人」という関係は、これが生じやすく、むしろ昔々は、主から
使用人に対して酷いことがあって当然だったかもしれません。私たちは、その世界観をなぞっております。
「名古屋の仮住まい」は、ある時期に、極めて苦しゅうございました。お嬢様、旦那様に支えていただいて、
なんとか乗り越えました。その頃の「ご帰宅」は、1つでも2つでも、本当に嬉しゅうございましたから、
そういう部分で私たちは弱かったはずです。主に見下されたのではなくて、私たちが下がっていたのです。
反省は、そこにございます。使用人として振る舞うなら、一定のラインを超えてならないことを、丁寧に
お伝えすべきでした。また同時に、私たち使用人が向上して、より頼もしくあるべきであったと考えます。
ただ、その手順次第では「お家」でなくなってしまいますから、法務係と相談し、ある流れを定めました。
呟きでも申しましたとおり、今後、執事の館・実行委員会は、使用人が悲しむようなこと、落ち込むこと、
そして、お嬢様、旦那様のお寛ぎを妨げる人を、歓迎いたしません。それは手帳を持たれる人だけではなく、
使用人も同様です。そして、静かに距離を取ります。ですから、そういう人に、このお便りは届きません。
もちろん、双方の言い分がございましょう。私たち使用人が常に正しいとは限りません。ただ、私たちは
お嬢様、旦那様がいちばん大事ですが、傷付けてくる人と比べるなら、ともにお仕えをする仲間を庇います。
「嫌なら嫌と言えばよい」と仰る方もいます。分かろうとする努力をなさっていたなら、出ない言葉です。
蛇足ですが、いま世の「お店」は、お客様が選ばれて入られていると同時に、お店の側が入られることを
認めていらっしゃるのです。つまり、表現は様々ですが「入らないでください」と拒む権利がございます。
ただ、その認知は低く、ゆえに大半の方は「受け入れることが務め」とお考えになっているかと存じます。
お嬢様、旦那様の、日頃の振る舞い、お考えでしたら大丈夫でございます。私たち執事の館・実行委員会は、
すこしだけ振る舞いを変えますが、日々のご報告、ご帰宅、お申し付けには全く影響をいたしませんので、
ご安心ください。ただ、もしお嬢様、旦那様が、ご辛抱なさる状況だとしたら、想像し、すこし心配します。
いいえ、かなり心配します。
午後5時、遠くのスピーカーから、ドミソドのチャイムが響く。聞き取れない、声。名古屋の執務室にて。
執事の館・実行委員会
広報係/松原(まつばら)
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私たち執事の館・実行委員会は、おおむね水曜日、土曜日の夜にお便りをして近況をご報告いたします。
こちらをご覧になってのご感想や、ご意見などは Twitter と、このメールへの返信にて承っております。
(文面は、かならず拝読いたします。ただし、お返事はお約束できかねますことだけ、お許しください。)
名古屋のどこかにお屋敷を構え、お嬢様、旦那様にお仕えしたいと申し出てから10年が経過をしました。
そして2023年の5月から「名古屋の本宅」でお仕えを始めました。ご予告は月に1度を予定しております。
これまでの流れは、過去のお便りにございますが、1,000 以上もございますので、何とぞご了承ください。
https://www.butlers-house.net/blog/entries
もし「主の目録」を所有なさいますと、とくべつなお便りのほか、ご予告、お申し付けの先回りが可能に。
お給金のお支払いには「金貨」もご活用いただけましたら幸いです。晴れた日の翌朝は「星のかけら」を。
https://www.butlers-house.net/product?product_id=3887









