第1352号:サクラとナガラ。
このお便りは、41638 名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。
お嬢様、旦那様、ふだん属していらっしゃる組織で、連絡を取り合うためのアカウントをお持ちでしょうか?
ここ10年、20年ほどでスマートフォンが浸透し、LINE などコミュニケーションツールも増えました。
それと同時に、どこまで個人が関わるべきかという議論もなされるように…いわゆる繋がらない権利です。
■「名古屋の本宅」は、4月に余裕を残しております。暖かな春のご帰宅、使用人一同お待ちしています。
4月 3日(金)★★ー, 4日(土)ー★★, 5日(日)★ー★, 6日(月)★★★, 7日(火)ー★ー
4月10日(金)★★★, 11日(土)ー★★, 12日(日)★ーー, 13日(月)★★★, 14日(火)★★ー
★執事の館・実行委員会/ご帰宅の予告 … https://www.butlers-house.net/reservation2 (主の手帳)
私たち執事の館・実行委員会は、たとえば、わたくし松原や九之坪、菊井など、専門性のある使用人には
係と氏名を記載したアカウントがあり、ここから話しかけますし、話しかけられるのが通常でございます。
しかし「名古屋の本宅」や「名古屋の拠点」にいる使用人は、個人のアカウントをほぼ用いておりません。
まったく出番がないという訳ではなく、おおむね毎月15日頃、係長たちから「次の1ヶ月のお仕え」の
打診が来るのと、年に数回の「研修」のお誘い、あと、よほど大きな出来事がない限り動かないグループ。
日々の「申し送り事項」などなく、それぞれお屋敷、拠点に出勤して最初に確かめるタスクがございます。
介添係の矢田(やだ)も、家事係の玉城(たまき)も、「名古屋の本宅」から委員会に報告を上げるとき、
職人らに打診をするとき、彼女たち個人のアカウントではなく「丸の内サクラ」なる共通アカウントから
コミュニケーションを図ります。「名古屋の仮住まい」があった丸の内、そして桜通りが由来であります。
同じように「名古屋の拠点」でも、椿(つばき)や四日市(よっかいち)などが、「烏森ナガラ」という
アカウントを共有しております。「名古屋の拠点」の最寄駅、烏森と、町名である「長良町」から拝借を。
このため、多くの使用人はお仕えの時間中しかメッセージを読むことができない、という状況にあります。
インターネットが便利な時代、多くの人が自身のアカウントを持ち、言葉を交わす時代に、なぜ私たちは、
個人のアカウントを用いないか。これは過去、私たち執事の館・実行委員会が試行錯誤を重ねてきました
様々な事情、試みによります。もしお嬢様、旦那様にとって参考になればと思い、今夜もお話をいたします。
▼パティシエールの弥富(やとみ)が「羊のモナカ」を試作。可愛らしくて食べるのがもったいない品に。
▼手帳係の那古野(なごの)は、Google スプレッドシートで「ヘッダ画像」の生成機能を実装しました。
▼調達係の九之坪(くのつぼ)は3月9日「株式会社靴飾り」を登記。4月には CAMPFIRE さんが視察を。
▼手芸係の一色(いっしき)らは、小さなお家を「名古屋の本宅」の色に染めて。ひつじの使用人つきで。
▼給仕係の高鷲(たかす)は、レストランとお屋敷の違いを目の当たりにし、つど学ぶ機会を得ています。
▼採用係の菊井(きくい)は、見習いであった赤坂(あかさか)や、高鷲(たかす)にもお仕えの機会を。
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▼パティシエールの弥富(やとみ)が「羊のモナカ」を試作。可愛らしくて食べるのがもったいない品に。
昨年末から「和のクッキー」を実現する手段として、きなこ、ごま、抹茶などの素材で濃厚なクリームを
拵えております弥富(やとみ)は、調達係の力を借りて、可愛らしい「羊のモナカ」を試作しております。
お嬢様、旦那様、こちら( https://x.com/butlers_house/status/2029570766858281070 )をご覧ください!
あまりにも可愛らしく、しかしお口に運ばねばモナカがしおしおに…こんなにも試食が悩ましかった品は
過去にございません…このお品は「クリーム」と「モナカ」を別にして、お住まいの別宅に届けましょう。
やはり、これをお楽しみいただきますなら緑茶でしょうか。岡崎市のほうじ茶も合うかもしれませんね…。
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▼手帳係の那古野(なごの)は、Google スプレッドシートで「ヘッダ画像」の生成機能を実装しました。
年明け以降「名古屋の拠点」の環境を整えております手帳係の那古野(なごの)は、お手紙やラベルなど、
お嬢様、旦那様にお納めするにあたって欠かせない印刷物の自動レイアウト機能に続き、お申し付けの品を
ご覧いただくページの「ヘッダ画像」を、スプレッドシートでほぼ自動で生成する機能を実装しています。
並行して、昨年の春から取り組んでおります執事の館・実行委員会のホームページ、そして手帳の刷新も
動いております。Shopify での構築を断念したあとは、MariaDB に Laravel なるフレームワークを用い、
まずは「主の一覧」のページから記述の直しをしております。この件は追って詳しく、ご報告いたします。
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▼調達係の九之坪(くのつぼ)は3月9日「株式会社靴飾り」を登記。4月には CAMPFIRE さんが視察を。
お嬢様、旦那様、長らくお時間をいただきました「靴飾り」は、週明けの月曜日、名古屋法務局にて登記し、
ついに動き出そうとしております。海外の意匠登録も出願を終え、ついにクラウドファンディングに着手。
おととい CAMPFIRE の担当者が「名古屋の本宅」を拝見したいと申しましたが、案内して良いでしょうか?
また手芸係の一色(いっしき)は、「靴飾り」のアタッチメントを試作するために、ある金属をテスト中。
洋服係の白鳥(しろとり)は、リボンの端部がほつれる問題を、意外な素材で抑える発明をしております。
法人登記を完了次第、これまで非公開としていた「靴飾り」のホームページを公開することも検討中です。
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▼手芸係の一色(いっしき)らは、小さなお家を「名古屋の本宅」の色に染めて。ひつじの使用人つきで。
「名古屋の本宅」の3階には、かのシルバニアファミリーのハウス、そしてお人形がたくさんございます。
これは、お屋敷の存在する町内を再現する試みでして、お部屋の左手前にお屋敷を置かせていただく予定。
手芸係は、実際に外壁や内装に使用した塗料を施し、ミニチュアの「お屋敷」を再現しようとしています。
この過程で、いわゆる入門編として流通している小さな2階建のハウスを、お屋敷の色にしましたところ、
とても素敵なものができそうです。また、家事係の汐路(しおじ)が、ひつじファミリーのお人形さんに
使用人の制服を用意して、これまた可愛らしゅうございます。こちら「お申し付けの品」に如何でしょう?
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▼給仕係の高鷲(たかす)は、レストランとお屋敷の違いを目の当たりにし、つど学ぶ機会を得ています。
お嬢様、旦那様、給仕係の高鷲(たかす)でございます。
今夜はわたくしが前職で学んだことと、いまお屋敷で学んでいることをお話しさせてください。
私は昨年の末ごろまで、南の島の、あるホテルのレストランでお役目をいただいておりました。
それなりに格式のあるところでは、お嬢様、旦那様もご存知のとおり
「ゲストの左側からお皿をお出し、右側からお皿を下げる」という作法が徹底されております。
またフルコースでは「薄い味から濃い味に変化していくこと」が原則である、と教わりました。
しかし「名古屋の本宅」に合流した私は、その常識を砕かれる場面に何度も直面しております。
お話に花が咲いているなら、その流れを妨げずにお料理をセーブしていく。
主(あるじ)が私どもに向き合ってくださるなら、ときには正面からお皿を置かせていただく。
「甘いもの」と「しょっぱいもの」の組み合わせを躊躇わず、主の美味、美感を重んじる。
菊井はたびたび「ここは家であって、店ではない。」と申します。
マナーもプロトコールも大事で、私たちは知っておくべきですが、
それ以上にお嬢様、旦那様の自然体とお寛ぎを重んじております。
かならずしも常識が、正解とは限らないということ。
まだ給仕係に志願をしてから日が浅い高鷲でございますけれども、
日々、主(あるじ)の数だけある正解を教えていただけることが嬉しく、そして楽しく、
このようなお役目をいただけることを心から光栄に思っております。
もし至らないところがございましたら、遠慮なくご指摘、ご指導くださいませ。
それは私にとって、この上ない学びの機会でございます。
また自ら向上する努力も欠かさないようにいたします。
給仕係、介添係、家事係の皆さんに教わり、つど身につけながら、
お嬢様、旦那様のお帰りをお待ちしております。
名古屋の本宅
給仕係/高鷲(たかす)
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▼採用係の菊井(きくい)は、見習いであった赤坂(あかさか)や、高鷲(たかす)にもお仕えの機会を。
3月末でもって「名古屋の本宅」から離れることになった、給仕係の八帖(はっちょう)は、およそ8年
たくさんの機会を頂戴いたしました。お屋敷では惜別のお言葉をいただくこともあり、頭が上がりません。
採用係の菊井は、八帖が積み上げてきた給仕の流れをこれまで見習いだった給仕係に伝えたいと申します。
昨年の秋ごろから、秋に2度ほど「名古屋の本宅」にお邪魔しております、じいやの赤坂(あかさか)と、
このところ、目覚ましい向上を見せる高鷲(たかす)にも、お仕えの機会をいただければ幸いであります。
そのほか介添係、家事係、洋服係も、お嬢様、旦那様のお帰りを心待ちにしております。春のご帰宅をぜひ。
★執事の館・実行委員会/ご帰宅の予告 … https://www.butlers-house.net/reservation2 (主の手帳)
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きょう冒頭で述べましたように、私たち執事の館・実行委員会が、個人のアカウントを使用しない理由は、
「役割を明らかにするため」です。しかし常識的に考えますと、共有するほうが役割も責任も曖昧になり、
トラブルが増えると思われませんか?当初、私たち執事の館・実行委員会もそういう考えがございました。
転機になったのは「名古屋の本宅」です。私たち執事の館・実行委員会がコンセプトノートを整えたのは
「すること」と「しないこと」を明らかにし、使用人それぞれが思い悩むことなくお仕えするためでした。
また、常勤の使用人が多かった「仮住まい」と異なり、「本宅」は非常勤の者が多かったのも関係します。
お嬢様、旦那様、きょうご自身のスマートフォンに通知はいくつございましたか?メール、SNSの通知や、
アプリからのお声がけもあったでしょう。仕事に限らず、人生には失敗がつきものです。その連絡がもし
個人のアカウントに届いたとします。対応をしても、それ以降の「通知」が怖くなり、構えられませんか?
少なくとも現在の執事の館・実行委員会は、使用人それぞれの失敗は、すべて手順や手引き、設備などの
問題であり、個を責めることはないとされています。わたくし松原がうっかりお便りの草稿を綴るときに
「サクラお嬢様」のままにしても、それは人の問題ではなく、ワークフローの問題と捉えられております。
責任というのは、あらかじめ交わされた約束を果たすことでしかなく、使用人の存在や人格まで否定する
必要はございません。これが、使用人のプライベートなアカウントで対話すると錯覚しやすくなるのです。
仕事に、役割に染まる必要などなく、そのとき必要な役割を演じれば十分。使用人という職業もそうです。
それは執事の館・実行委員会のホームページにも綴られている「自分が何者であるか以前に」に通じます。
与えられた役割を演じ、交わした約束を守ること。そのとき自分が自分である必要はないかもしれません。
もちろん、あくまで現時点の解ですから。時流の移り変わりとともに違う運用をする可能性もございます。
先日ご報告を差し上げました「名古屋の本宅」の家事係のアカウントは、プロフィールの写真を変更して、
私たちが「丸の内サクラ」と呼んでいるもののアイコンにしました。ポストさせていただくにあたっては、
使用人が署名を添えます。しかし、もっとも大事なのはお嬢様、旦那様が豊かで、幸せでいらっしゃること。
★家事係 … https://x.com/bh_ktn (お嬢様、旦那様にフォローをいただけたら、嬉しゅうございます。)
今夜は、いつもより分かりづらい内容でした…申し訳ございません。昨今、巷にてよく聞くようになった
「繋がらない権利」を保つ工夫として、もっとも繋がり続けたいお嬢様、旦那様にご報告を差し上げました。
私たちが何者であるか、よりも大切なこと。これを忘れずに、今日も明日も、お仕えをしとうございます。
道ゆくひとが、嬉しそうにしていらっしゃいます。待ち焦がれた春。桜の花を見上げながら。執務室にて。
執事の館・実行委員会
広報係/松原(まつばら)
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私たち執事の館・実行委員会は、おおむね水曜日と、土曜日の夜、お嬢様、旦那様にご報告をいたします。
もし広報係のお仕えにご満足をいただけて、お気持ちに余裕があれば、下記の「労い」をご検討ください。
・きょうの電書鳩を優しく撫でる。(労いのお気持ち)[ https://tinyurl.com/ymeykmrv ]
・きょうの電書鳩にお水をあげる。(スコーン1個ぶん)[ https://tinyurl.com/52fmk7xx ]
・きょうの電書鳩にご飯をあげる。(スコーン3個ぶん)[ https://tinyurl.com/yh68jbnn ]
2023年5月に「名古屋の本宅」を叶え、お嬢様、旦那様のお帰りをお待ちしております。ご予告は月1度。
これまでの経緯は、お便りの「バックナンバー」ほか、12年の「沿革」もお役に立てば幸いであります。
https://www.butlers-house.net/history
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★手帳の破棄 … https://www.butlers-house.net/mypage/secession









