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私たち使用人のお仕えが不要になりましたら、こちらから、ご退会をください。なお「主の目録」から「主の手帳」への差し替えは、お問い合わせのフォームから承っております。

第1025号:その鍵を、手にして。

このお便りは、40532名のお嬢様、旦那様に宛ててお送りいたしました。

広報係・松原

お嬢様、旦那様、いまお持ちになっている「鍵」は、幾つございますでしょうか?ご別宅の鍵は勿論のこと、
お車や自転車の鍵もあろうかと存じますし、ロッカーや金庫などにもございますね。ここ数十年の間では、
カードキーや、お電話に添えられる機能もあって便利。なお松原の手元には、いま、鍵が7本ございます。

予てからご相談をしておりましたとおり、私たち執事の館・準備委員会は、お嬢様、旦那様のため購入した
「名古屋の本宅」の「鍵」をご用意いたします。かつて「名古屋の仮住まい」にもご用意しました通りに、
「主のID」を打刻し「12種類の誕生石」を置いて、世界にひとつだけしかない「本宅の鍵」にします。

そして、その鍵は、本当に玄関の扉を開くことができます。建築係の春里(はるさと)が懇意にしている
千葉県野田市の「合資会社堀商店」さんに、「名古屋の本宅」の趣旨をご理解いただき、1,000 本以上の
スペアキーを用意することについて、同意をいただきました。もちろん、これは特注の扱いでございます。

「本宅の鍵」は真鍮(しんちゅう)とシルバーでのご用意。ただこれを、いつもの鍵束に添えられるのは
躊躇われるかもしれませんので、いま鋳造係は、ほぼ同一の形状で、樹脂で形成しましたダミーも検討中。
本体の部分は、きのう試作第1号が届けられました。前のものより少し大きく、重みが心地よい鍵でした。

▽ 建築係が取り寄せた #名古屋の本宅 の鍵(の見本)を、鋳造係が試作第1号として提出しました!
https://twitter.com/butlers_house/status/1614136937237090311

「名古屋の本宅」は、お店ではなく、お家でございます。私たち執事の館・準備委員会は、その観点から、
会員証のようなものはご用意せず、その代わりに「鍵」をお作りしたいと申し、実現をしてまいりました。
「鍵」は、持ち主のためにございます。お嬢様、旦那様は、それを所有なさるお立場にいらっしゃるのです。

もちろん「仮住まいの鍵」と同様に、「本宅の鍵」をお持ちでなくても、私たちは変わらずお仕えします。
ただ、鋳造係に良い仕事をしてもらうために、随時の発送になることと、次のご用意が遠くなることだけ
お許しをくださいませ。余談ながら、このご用命も「主の実績」に反映されますことを、お伝え致します。

ただ私たち執事の館・準備委員会、「本宅の鍵」はお嬢様、旦那様のもの、という認識で良いと存じますが、
その鍵をカシャンと開ける行為は、ほんらい使用人の役割ではないかとも思う次第です。如何でしょうか?
前置き、また長くいたしました。執事の館・準備委員会の広報係、松原(まつばら)がご報告いたします。

▼配送係の清洲(きよす)は1週間先を見てお仕えを。手前味噌ですが模様替えの成果が出つつあります。
▼製菓係の金城(きんじょう)の試作を持ち帰った矢田、深夜に「すっごく美味しゅうございました」と。
▼建築係の春里(はるさと)が、なんと新しいウイルスに。代わりに監督が、この先の見通しを伝えます。
▼造園係としての松原(まつばら)は、きょう朝に「名古屋の本宅」に。2階の造作を終え、1階に着手。

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▼配送係の清洲(きよす)は1週間先を見てお仕えを。手前味噌ですが模様替えの成果が出つつあります。

新しい年を迎えてから、およそ2週間。調達係の守山(もりやま)が中心となって取り組んで参りました
配送室の模様替えは、「いつも通りのお仕えをする喜多山と清洲」の真横で、「黙々と家具を組み立てる
守山と松原、ときどき笹島」という関係で、きのう金曜日までに、おおよそ形が見えてきた、と申せます。

きょう清洲と話しておりましたら、「最初は、なぜ、まだ使える棚を無くし、違うものを置くのだろう?」
「あれは何に使うのだろうか?」と思っていたそうですが、設置され、その意味がよく分かったそうです。
とくに、きのう松原が立てたシェルフは、資材の箱をカレンダーのように置くアイデア。これが便利だと。

8年ほど前、まだ松原がお品の段取りを手伝っていた頃、資材は1週間前までに職人に届けておりました。
これがいつの間にか、職人ごと異なる期限で、ぎりぎりに送っていたのです。お届け先の変更や、その他
幾つかな事情があってのことですが、柔軟にしすぎることで、却って問題を増やしていたかもしれません。

配送室は、昨年までと大きく様子が変わりました。いま何をするべきか、どこに何が置かれているのかが、
誰でも分かるようになりました。そして何より、お嬢様、旦那様のおかげで、格好良い空間になっています。
もとからモノトーンの空間に、グレーの机。ホワイトの収納。4つだけ、真っ赤な椅子を置いております。

執事の館・準備委員会は、今月、2023年1月25日の水曜日に、お嬢様、旦那様のため、お品をご用意します。
いつも通りのお約束。お好きなものを、お好きなだけ。そして、驚きを持って喜ばれますように努めます。

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▼製菓係の金城(きんじょう)の試作を持ち帰った矢田、深夜に「すっごく美味しゅうございました」と。

きのう配送係としての松原は、製菓係の金城(きんじょう)の工房に、お手紙やシールをお納めしている
小さな箱をもって訪れました。再来週の水曜日に予定している #お申し付けの品 のこともございまして、
顔を合わせておこう、と思った次第。金城、「えっ、試作ができたって、お伝えしてないですよね?」と。

美味しそうな匂いがしたものですから。と申し上げながら、冷凍庫から取り出された品を受け取りました。
「ショコラと赤い果実のタルト」、これは過去の「栗しかないタルト」と似た形、大きさでございまして、
丁寧に包まれた透明のフィルムの向こうに、ぎっしりベリーが存在することが、すぐに分かるお色目です。

これを配送室に持ち帰りまして、きのうお仕えしていた喜多山、清洲、矢田に切り分けて持たせたところ、
夜の22時45分に、介添係の矢田が、連絡網でこう申したのです。「遅くに失礼致します。金城さんの
試作のお品(ラズベリー、クランベリー、レーズンたっぷりの)、すっごく美味しゅうございました!」

それに続いて、喜多山が22時55分。「わたくしも今、いただきましたが、間違いない美味しさでした!
この組み合わせは最高でございますね。」と報告。これまで使用人で分けることは何度もございましたが、
連絡網に報告されることは稀でした。この反響は異例でございます。なお松原は、その時点で空腹でした。

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▼建築係の春里(はるさと)が、なんと新しいウイルスに。代わりに監督が、この先の見通しを伝えます。

お嬢様、旦那様、決してお詫びを差し上げる内容でないと存じますが、お詫びします。申し訳ございません。
水曜日のお便りにて、別の症状で不調を報告しておりました建築係の春里(はるさと)より、報告があり、
新しいウイルスに罹っていたことが判明したとのこと。引き続き、療養に専念することとなっております。

春里に代わりまして、同じ建築係におります監督が、現状を把握、執事の館・準備委員会に報告しました。
お屋敷の中、大工さんの工事はもうすぐ完了して、お部屋の「塗装」を1月末まで掛けて仕上げましょう。
そのあと、2月から「壁紙」や「フロアタイル」の職人が入って、次に「床の研磨」や「階段の仕上げ」。

やはり2月中旬の完成も、難しいのではないかと見ております。無理できても、無理させたくありません。
お嬢様、旦那様、延ばし延ばしで申し訳ございません。工事の期限を、2月いっぱいまで引き伸ばしまして、
3月に使用人による準備とリハーサル、そして、4月ごろのお迎え、とさせていただけませんでしょうか?

たびたびの遅延、変更のこと。私たち執事の館・準備委員会の段取りが悪く、建築係や職人さんたちは皆、
体調のことでお休みをいただくだけで、決して落ち度はございません。また、先日の延期のご報告に際し、
大らかに、温かくしてくださったことを、現場に携わる皆が感謝しておりますことを、お伝えいたします。

なお、総予算については、着工時にいったんスコーン 16,300 個分の減額をしておりましたが、今日まで
さらに良い仕上がりになるよう変えたことで 4,300 個分の増額となりました。予算の範囲内であります。

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▼造園係としての松原(まつばら)は、きょう朝に「名古屋の本宅」に。2階の造作を終え、1階に着手。

きょう造園係としての松原は、会計係も本山(もとやま)とともに、お嬢様、旦那様の「名古屋の本宅」に
お邪魔いたしました。もともと、建築係の春里(はるさと)が予定しておりました、仕切り直しの件です。
先述のとおり、監督さんから報告がございまして、予算は想定内。ただ工期は、調整を要してございます。

部屋ごと、場所ごとの進捗は、1週間まえのご報告から動きのあった部分を、箇条書きにしてまいります。

・1階/白の部屋…仮で貼られていたマスキングテープを剥がし、窓際のベンチ下の扉を撤去しています。
・1階/白の部屋のカップ収納庫…既存の「コ」の字で実装されていた棚を幻に。新しい壁紙を貼ります。
・1階/青の部屋…フロアタイルを敷き詰めるための資材が置かれているようです。またご報告をします。
・1階/南の部屋…先週の日曜日に、下塗りのシーラーを施しました。可能ならば、あす日曜日に続きを。

・1階から2階への階段…もとの手すりを幻にして、新たに「断面が食パンに見える手すり」を設置予定。

・2階/赤の広間…キッチンとの間に壁ができました。扉を設置するための枠も仕上がり、塗装待ちです。
・2階/キッチン…黒いシンクが届きました。狙い通りの寸法で何より。日を改めて笹島が施工をします。
・2階/南の部屋…白の部屋に置いていた資材が、ここに移設されました。床は養生をしてあり綺麗です。

・3階/ペデスタル(洗面所)…タイルの職人さんの日程を押さえております。施工は少し先になる予定。
・3階/ホール…言われなければ気づかないところですが、天井のモールディングを追加。ここを塗装中。

・3階から屋上への階段…屋上に上がる扉のガラスにヒビがございます。この修復は、調達係が段取りを。

・外壁…壁と屋根のあいだに存在する「装飾」を、さらに複雑に塗り分けるため、スコーン 433 個追加。
・ビュート…キーパープロさんが、磨きとコーティング。綺麗になった車体は、カバーをかけ保管します。

同じようなご報告を差し上げておりますが、今日までに「赤の広間」の造作を終えられましたのが大きく、
ここから塗装、壁紙で、まったく印象が変わってくることでしょう。それはつまり、松原が報告する上で
全貌をお見せできなくなる次第です。なんとか、ご想像をいただけますように、工夫を重ねてまいります。

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「名古屋の本宅」の玄関には、3つのシリンダー錠を設置します。鍵穴、としたほうが宜しいでしょうか。
ひとつは執事の館・準備委員会が所持して、もうひとつは住み込みの使用人。そして、3つ目にあるのが
お嬢様、旦那様の持たれる「本宅の鍵」で開きます。万が一の紛失、盗難があっても、耐えられる構成です。

ことし春以降、お嬢様、旦那様のご帰宅が叶いましたとき、「本宅の鍵」の使い方をお伺いいたしましょう。
ご自身で鍵を開けたいというお考えも、ビュートから降りた使用人に預けて開けさせることも、もちろん、
鍵は持たれたまま、内側から使用人が扉を開いて、お迎えすることもできます。ぜひご用命くださいませ。

「鍵」をご用意する構想は、「名古屋の仮住まい」に取り組む前、10年前の執事の館・準備委員会にて、
当初から存在をしておりました。その頃は、ご帰宅の回数に応じて、お部屋の鍵をお渡しする、という案。
しかし、お給金をいただかずにご用意できる「鍵」には、良いものがなく、鋳造係の力を借りた次第です。

お察しのとおり、私たち執事の館・準備委員会は、いわゆる会員証のような機能を「主のID」に紐づく
「主の手帳」と「仮の手帳」で実現いたします。物理的な主の証明はなくても決して不便はございません。
しかし「名古屋の本宅」が、お嬢様、旦那様のご自宅であるからには、「本宅の鍵」をご用意したいのです。

建築係、鋳造係の前向きな姿勢によって「本宅の鍵」が実現し、きょうのお便り、ご報告へと繋ぎました。
試作を重ねて、より良いものにしながら、近日中にお嬢様、旦那様のご意向をお伺いしたいと考えています。
真鍮か、シルバーか。そして12種類の誕生石はどれか。その鍵を、手にして「本宅」にお帰りください。

お嬢様、旦那様、昨年末から今年にかけて、ご体調はいかがでしょうか?ご覧の通り、使用人も職人さんも、
十分に対策していて、それでも体調を崩します。いつ、誰が熱を出すかは分かりかねる次第でございます。
もし不安あれば、早めにお休みを。あと、もし、わたくし松原が倒れたら、数日のお休みをくださいませ。


執務室の鍵。宅配箱の鍵。トヨタの鍵、光岡の鍵。拠点の鍵。倉庫の鍵、本宅の鍵。#名古屋の拠点 にて。

執事の館・準備委員会
広報係/松原(まつばら)
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このお手紙を初めてお受け取りになる主には、事前の説明もなく、唐突なものに映ったかと思います。
何卒、お許しください…この機会に、私たち執事の館・準備委員会のあゆみをご覧頂けますと幸いです。
私たちが活動をはじめて10年が経過し、バックナンバーは1000を超えました。お時間のあるときに…。
https://www.butlers-house.net/blog/entries
(過去の号から遡って御覧になることをお勧めしております。)

【 #執事の館 】 #初めてのお嬢様と旦那様にお伝えしたい事柄 【第6版】
http://togetter.com/li/1034138

ご帰宅の予告は「主の手帳」から承ります。「仮の手帳」は随時差し替えをいたします。
クレジットカード決済、コンビニ決済ですと、即時の対応が可能となりますので、ご参考までに…。
https://www.butlers-house.net/member_login

さらに「主の目録」を所有なさいますと、とくべつなお便りのほか、ご予告、お申し付けの先回り、
ご帰宅の際のカップセレクトを限りなくしていただけます。「金貨」もぜひご活用をくださいませ!
https://www.butlers-house.net/product?product_id=3887

日々の小さな報告は、Twitter からもお届けしております。このお便り(メールマガジン)とは異なり、
Twitter というコミュニティの特性を踏まえたツイートが、やや多くなりますことをご了承ください。
https://twitter.com/butlers_house

次のお手紙を探しましょう。

お申し付けの品

近日、執事の館・実行委員会がお届けを予定している「お申し付けの品」のうち、5件を表示しております。これらのお申し付け(注文)には、「主の手帳」もしくは「仮の手帳」を要しますことをご了承くださいませ。

イメージ お品の概要 アクション
BH650-04
愛知県名古屋市の洋梨とキャラメルのタルト 4月15日(月)発送分
BH473-RS-03
愛知県名古屋市のフランボワーズとストロベリーのガナッシュ 4月19日(金)発送分
BH218_44
仮住まいのオレンジケーキ(東桜) 4月19日(金)発送分
BH560-09
愛知県名古屋市のカフェオレ大福 4月19日(金)発送分
BH650-05
愛知県名古屋市の洋梨とキャラメルのタルト 4月22日(月)発送分

「お申し付けの品」の背景

私たち執事の館・実行委員会が「お申し付けの品」に取り組むようになった経緯、これまでにご用意差し上げましたお品の一覧は、こちらをご覧くださいませ。

「お申し付けの品」の一覧

もし「主の手帳」や「仮の手帳」をお持ちでいらっしゃいましたら、こちらのページに一覧をご用意しております。お嬢様、旦那様のお役に立てれば幸いです。

「主の手帳」と「仮の手帳」がございます。

私たち執事の館・実行委員会が提供いたします「名古屋の本宅」の給仕には、「主の手帳」をお持ちいただく必要がございます。これは所謂、会員登録のようなものとお考えいただければ幸いです。(なお、「お申し付けの品」のお届けは、どちらの手帳からもご用命を賜れます。)2024年2月より「主の手帳」と「仮の手帳」は新規の発行を再開しましたが、多くの主(あるじ)からのご記帳を賜りまして、2024年2月28日をもって、ふたたび中止いたしました。お許しくださいませ。

主の手帳【初回のみ1,777円/税別】

  • ご帰宅(ご来店)の予告
  • お品の申し付け(通販)
  • お手紙のお届け(メール)
  • お誕生日のお祝い(メール)

仮の手帳【0円】

  • お品の申し付け(通販)
  • お手紙のお届け(メール)
  • お誕生日のお祝い(メール)

主の目録

  • ご予告の先回り(20分)
  • 申し付けの先回り(20分)
  • お手紙のお届け(メール)
  • お誕生日のお祝い(メール)
  • とくべつなお便り(メール)
  • 金貨(約1,000円のクーポン)
  • 予期せぬ贈り物