すこしお時間を、宜しいでしょうか…。

お嬢様、旦那様、いまちょっとだけお時間を頂いても宜しいでしょうか。
ええ、もちろん掛けて頂いたままで結構です。

日頃私ども、執事の館・準備委員会へのご理解とご支援、心から感謝しております。
対外的には飲食店とはいえ、まだ開いてもいないお屋敷に、期待をお寄せくださり、
丁寧に情報を受け止めてくださっているからこそ、
準備委員会のメンバーは自信をもって準備に取組めております。

本当にありがとうございます。

ところで先日、主の手帳（正式版）の移行作業を行いましたところ、
記入内容の漏れによって引き継ぎができなかった手帳が多くございました。

その多くが、電話番号の記入漏れによるものであり、
相次ぐお問い合わせを受けて、広報係・手帳係・会計係と議論を重ねました。

最初は９月１４日にお届けしたメールマガジン第４０号で、
正式版の移行にあたって電話番号の記入が欠かせないことをお伝え申し上げました。
そのあと９月２１日、まだご記入が行われていないお嬢様、旦那様に限って、
ふたたびご記入の状況をお尋ねしております。

そのあとも、メールマガジンの本文中や Twitter でも折りをみて、触れておりましたが、
手帳の移行作業を間近に控えた１１月１４日、
ふたたび電話番号のご記入のない手帳の持ち主に宛てて、最後のご案内を行いました。

結果として、4,000ちかくの主の手帳が移行できておりません…。

「お仕事やお勉強に専念なさっていた」「携帯電話のメールが受信が出来なかった」など、
様々なご事情がおありかと存じます。

私どもとしても、お仕えを望む主を切り捨てるようなことも望んでおりません。
お仕えされる側、お仕えする側、いずれにも悪意がないことは事実であります。

手帳の移行、と一口に申しましても、
ただ単純にコピーと貼付けで解決できる仕事ではないことを、何卒ご理解くださいませ。
適切なデータの型に変換をして、目視でチェックを行ったうえで、
現在稼働しているシステムを止めないように最新の注意を払いながら、結合を行うものです。

主に気を使わせるようなことは、あまり気が進みませんけれども、
それぞれの工数には費用が発生しているという事実を、どうか頭の片隅に置いて頂けませんでしょうか。
もちろん、システムに不安定な側面があることも、
準備委員会が運用フローを確立していないことも承知の上で、あえて苦言を申し上げます次第です。

私たち、執事の館・準備委員会は、より多くの方にお仕えをしたいと考えております。

つきましては、試作版にご登録を頂いていた方に限って、手帳の再作成を承ります。